ファーマー× スーパーマン=「ファーマン」
-農業界におけるヒーローでありたい-
「何で働かないといけないんだろう」「何でお金がないと生きていけないんだろう」
毎日そんなことばっかり考えていたんです。僕が高校を卒業するタイミングって不景気で、いわゆる就職氷河期の真っ只中。周りの友達はみんな苦労しながらも生活のために就職や進学を決めていました。でも、ずっとわからなかった。働くことや生きることって何だろう。幸せって何だろうって。
当時は特別やりたいこともなくて、毎日スケボーしたり、パンクバンドのライブを観に行ったりして、そのたびに「自分のスタイルを表現するってかっこいいな」って憧れてました。そんな時だったんです。今までに見たことのない楽しそうな大人に出会ったのは。
その人は、自分の食べるものを自分で生み出して、自分の生活に必要なものを自分で作り出して、毎日泥だらけで貧乏なのに、楽しそうにしているその姿を見てかっこいいなって思ったんです。自分もあんなヒーローみたいにキラキラした大人になりたいって。
気づいたら、そんな人たちの背中を追いかけて有機農業の世界に飛び込んでいました。それから北杜市でがむしゃらに畑を耕していたら、少しずつ「ヒーローになれるかも」って自分のステージが見えてきて、幸せだなって思ったんです。
かつての僕のように、働くことや生きることに悩んでいる人にこそ、自分の生き方や価値観を変えてくれた「ファーマン」を見にきてもらいたいんです。きっとここは、関わる人がヒーローみたいにキラキラした自分の根っこを見つけられる場所だと思うから。
自分のステージを、一緒に耕そう!
株式会社ファーマン代表 井上能孝